登城日:2015年8月25日
夏季休暇を利用して、1泊2日のお城めぐり小旅行です。
目指すは、大垣城・岐阜城・名古屋城。今回は、JRの青春18きっぷを使って出かけました。鈍行列車なら乗り放題だし、途中下車も自由。気ままな一人旅に、うってつけです。
最初の目的地は、岐阜県の大垣城。朝早く、7時前に電車に乗りこみ出発。まぁ、間が悪いと言うか、何と言うか…この日は思いっきり台風が接近しており、雨と風が、ひっきりなしだった。
そんなこんなで、9時前にはJR大垣駅に到着。駅周辺は、良くも悪くも「普通の地方都市」という感じで、目立った特徴はなさそう。余りお城を推していないのかも…
駅から南に向かいます。大通りに面した商店街には、老朽化した建物が目立つような…。
さぁ、5分ほど歩いて右手に折れると見えました。白亜の天守。大垣城でござる。
お城の前には、これまた年季の入った玉突き場が。ここ、現役で営業してるのかな?(お店の名前は隠しています。)
ほかにも、こんな昭和臭プンプンな飲み屋(スナック?)エリアも。
こういう景観は意外と好きなんだけど、なんかこう……「城下町」らしい感じがしない。
さぁ、気を取り直して、お城に入ろう。堂々とした門構え。ただし復元。
艮(うしとら)櫓。これも復元。
こちらは天守。やっぱり復元。
天守の北西の位置から、見上げて撮影。石垣にご注目。白っぽい色でしょ?
大垣城の石垣には石灰岩が用いられていますが、これは非常に珍しいこと。
お城の中は歴史資料館。武具甲冑の展示はカッコよかったけれど、正直、ちょっと物足りない印象?
大垣城は、天下分け目の決戦・関ヶ原の戦いのときには、石田三成ひきいる西軍の拠点となりました。付近では、前哨戦である杭瀬川の戦いが起こっています。
徳川時代に入ってから、幾人もの大名が入れ替わり立ち替わりやってきますが、寛永12(1635)年の戸田氏鉄の入城後は、幕末まで戸田氏が城主を務めます。
明治維新後も天守や艮櫓が残っていましたが、第二次世界大戦末期に空襲の被害にあって、焼失。昭和34(1959)年に、鉄筋コンクリートで外観復元されました。
もう半世紀以上も、大垣の地を見守っているわけ。コンクリの復元天守とは言え、ここまでくると立派な文化財です。
10時過ぎにはJR大垣駅に戻り、次の目的地・名古屋に向けて出発。
大垣を立つ前に、駅前の和菓子屋さんで名物「水まんじゅう」のぜんざいを食したよ。プルっとした食感が、たまんない(^^)
滞在時間1時間そこそこで(しかも平日の朝)、あーだこーだ言うのは気がひけますが…街の雰囲気に一抹の物哀しさを感じてしまったよ。
凡庸な駅前広場や、あちこちで見られた老朽化した商業ビルも、街の体力の低下を物語っていたように思います(>_<;)
「お城」「水路」「水まんじゅう」…そして、「歴史」。街を元気にするリソースは溢れているので、次に訪れるときには元気な大垣の姿を見たいです!
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