日本の城巡りブログ〜ぶらりBURARI〜

安土城 遠征

Pocket

 

登城日:2011年10月23日

今回ご紹介するのは、滋賀県近江八幡(おうみはちまん)市の安土城。言わずと知れた天下の名城・織田信長の居城です。今回も、電車に乗ってぶらりと一人旅行。

午前11時に、JR安土城に到着。なんとも寂しい印象です…。安土城1

 

昔の漫画風の信長様。

安土城2

 

 

ロータリー中央にも信長様。地元から愛されていますね。安土城3

 

この地はかつて安土町だったのですが、近江八幡市との合併の際には、かなり揉めたみたい。やっぱり、安土=「信長の町」というブランド力は大きいですからねぇ…。名前が無くなるのは痛いでしょう。

お城に向かって、北東の方角に歩いていきます。20分ほどで、セミナリヨ跡に到着。

セミナリヨとは、キリスト教の宣教師が築いた神学校のことです。信長は、一向宗などの旧来の宗教勢力への圧力や、南蛮貿易の振興を目的に、キリスト教を積極的に保護したみたい。いまは、な~んにも残ってない。

安土城(追加)1

 

さらに10分ほど歩くと、安土山の山麓に到着。

きれいに整備された大手道(おおてみち)の石段が見事です。安土城4

 

 

建物は残っていなくとも、この石段・石垣だけでも十分に往年の威容がうかがえます。大手道沿いには「伝羽柴秀吉邸跡」や「伝徳川家康邸跡」という遺構がありますが、専門家によると、これは間違いらしい。

安土城5

 

大手道は、しばらくまっすぐに続いていますが、途中からグネグネと入り組んでいきます。意外とハードな道のりです。

安土城(追加)2

奥の石垣は黒金門(くろがねもん)の跡。かつては、雄大な門があったと考えられています。ここを抜けると、お城の本丸・天守跡です!

安土城(追加)3

 

いよいよ中心部へ!かつてはここに、壮麗な天守や御殿が、ところせましと建ちならんでいたことでしょう。

安土城6

 

 

天守の礎石。信長時代は、「天主」という字を書いたそうな。安土城7

 

山頂からの絶景。かつて信長様も、この景色を愛でておられたのでしょうか。

安土城(追加)4

 

名城と名高い安土城ですが、その実態は謎に包まれています。特に天守については、様々な復元案が出されています。

岩波新書『信長の城』(千田嘉博著)』では、清水寺の舞台のような「懸け造り」を多用したものだったのでは?という説が紹介されています。これはなかなか面白い。

バチカンに、信長がキリスト教の宣教師を通じてローマ法王に贈った安土城の絵図があると言われていますが、まだ発見されていません。発見されれば、研究が大きく進展しそうですね。

 

そうそう。安土城を扱った作品といえば、平成21(2009)年公開の映画『火天の城(田中光敏監督)』がありました。個人的には、イマイチな出来でしたなぁ…。淡々とストーリー(≒城づくり)が進んでいき、特に大きな盛り上がりもなく終わっちまった…みたいな印象。登場人物たちのキャラクターも、「高度経済成長時代のモーレツ会社員」みたいな描写が強く、感情移入しにくかった(-_-) 西田敏行の熱演は悪くなかったんだけど。それより、中孝介(あたりこうすけ)が唄う主題歌:『空は空』の素晴らしさ・清々しさに心を奪われたでござるよ。

 

昼過ぎに安土城を下山し、南東方向に足を向けます。日本的な田園風景の中に、突如として西洋チックな建造物群が現れた!この辺り一帯は、「文芸の郷(さと)」という歴史学習・文化体感エリア。ちょっと覗いてみよう。

安土城(追加)5

このモダ~ンな建物は、「安土城天主信長の館」。

安土城8

中では、安土城天主の最上層部分の推定復元が見られます。キンキラキンの華美な装飾。これぞ安土桃山文化の粋。信長様一流の美意識に、酔いしれろ!

 

 

 

こちらは、隣接する「安土城考古博物館」。安土城関連だけでなく、古く弥生時代や古墳時代の歴史もカバー。考古遺物だけでなく、大型のジオラマや、出土品の精巧な複製等も展示しており、見応え抜群

…ただ、なんでヨーロッパ風の外観なのかな(^_^;) もちろん、オシャレで上品なんだけど…内部の展示との落差にビックリ。

安土城(追加)6

歩いて駅まで戻る。

おや、このマンホール。永楽通宝(えいらくつうほう)という中国製のお金をデザインしている。永楽通宝は、戦国時代当時、国際的に流通していた貨幣ですが、織田信長がシンボルマークとして用いていたことでも知られています

安土城(追加)7

夕方4時頃に、安土を出発して、帰宅。のどかな休日でした(^^)

 

 

↓ この記事があなたにとって少しでも役に立っていただけたなら…
~ぶらりBURARI,ぽちぽちPOCHIPOCHI~
ポチッッッッ!!と押していただけると嬉しいです!
にほんブログ村 歴史ブログ 城・宮殿へ
にほんブログ村