日本の城巡りブログ〜ぶらりBURARI〜

臼杵城 遠征(前編)

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登城日:2016年8月26日

 

8月25日(木)から8月28日(日)にかけて、3泊4日の家族旅行に出かけました。目的地は九州。宮崎県延岡市にいる弟に会いにいきます。

今回の旅行は観光メインですが、わがままを聞いてもらい、2日目に2カ所のお城をめぐりました。

臼杵(うすき)城と、延岡(のべおか)城です。

 

なので、今回の記事は観光地めぐりが中心となりますが、しばしお付き合いくださいませ(^_^)

 

25日の午前4時。まだ暗いうちから車を出し、山陽自動車道を西へ西へと進みます。家族と交代しつつとは言え、高速道路の運転はやはり疲れます…。

 

 

運転し続けること、8時間余り。13時過ぎに、檀ノ浦のサービスエリアに到着し、ここで昼食です。檀ノ浦と言えば、平安時代末期の源平の合戦で、平家が滅亡した地として知られていますね。

サービスエリアから展望した関門橋。ここを越えれば、もう九州です!

臼杵城1

 

九州に渡ってからも、運転は続く…。

16時頃に、大分県別府市の別府温泉に到着!今日はここで宿泊します。

もうもうと立ち込める、湯けむり。温泉街に来たんだなぁ…と感じます。

臼杵城2

 

おや、このポスターは!

別府温泉が、『タイムボカン』シリーズで有名なタツノコプロダクションとコラボしていたとは知らなかったです。

臼杵城3

 

浴衣姿のドロンジョ様、とってもお似合いです(^_^)

臼杵城4

 

別府温泉は、源泉数・湧出量とも日本一。道理で、街中に湯けむりが立ち込めるはずです。

歴史も古く、はるか古代から存在を知られていたようです。鎌倉時代頃には湯治場として利用されるようになり、江戸時代には温泉街が出来あがっていました

 

 

さて、別府温泉と言えば、「地獄めぐり」!

灼熱の源泉と、それが作り出した奇怪な景観が幾つもあって、それを「地獄」に見立てているのです

 

今日は、ホテルから近い「鬼山地獄」を見学します。

おぉ、湯気が見える。この先、一体どんな地獄が待ち受けているのか…?

臼杵城5

 

熱い!額から、汗がとめどなく流れ落ちる…。それもそのはず、源泉の温度は摂氏99.1度にも達するのです!

臼杵城6

うっかり落っこちでもしたら、一瞬で茹でダコですね。

臼杵城7

 

鬼山地獄と言うだけあって、赤鬼さんの人形がいらっしゃいますね。ガオー!

臼杵城8

 

ここ鬼山地獄では、なぜかワニ園が併設されていて、ワニさんが大量に飼われておりました。日本の温泉街にワニ…。思えば、シュールな光景です(^_^;)

臼杵城9

 

大きく口を開けて、あくびをするワニさん。南国の動物であるワニさんも、さすがに少し暑そうでした。冬には、源泉の熱湯を飼育槽に加えて、温かくしてあげるそうです。

臼杵城10

 

さて、ここで、日本のシンボルとも言える「温泉」「温泉文化」について、詳しく論じた一冊を紹介します。平成23(2011)年に発行された、講談社現代新書 『温泉をよむ』 (日本温泉文化研究会著)

日本温泉文化研究会…そんな組織があったなんて。

歴史学・民俗学・医学・文学…等々、様々な切り口から、温泉にまつわるエトセトラを述べています。温泉好きなら必見!

ちなみに、別府温泉における祭りについても、奇祭…じゃなかった、記載がありましたよ!

 

 

閑話休題。

鬼山地獄からホテルに戻ります。19時の夕食まで時間はたっぷりあるので、ホテル屋上の展望浴場にゆったりと、浸かります(^_^) ホテルの夕食も、とても豪華でした!

臼杵城11

 

 

翌朝。8月26日です。

早朝の朝風呂を堪能し、ホテルの朝食バイキングを満喫し…昨日に引き続き、家族そろって地獄めぐりに出かけます。チェックアウトまでの時間の関係で、1箇所しか回れなさそうです。残念…(^_^;)

ホテルから近く、なおかつ有名な「海地獄」に行くことに決めました。臼杵城12

 

門をくぐると、ハスの池がお出迎え。ここだけ見ると、むしろ極楽という感じです。臼杵城13

 

あ、向こうに白い湯気が。地獄の薫りがプンプンするぜ…。臼杵城14

 

これが湯気の正体!

海地獄とは、一体…?それは、源泉の色を見れば一目瞭然です。臼杵城15

 

鮮やかなコバルトブルーの熱湯に、思わず目を奪われます。そして、強烈な硫黄臭

奇観」とは、こういうものを指すのでしょう。

臼杵城16

 

出入口のすぐ近くで、お饅頭を売っていました。

「地獄名物 極楽饅頭」…って、どこから突っ込めば良いんだよ…(^_^;)

臼杵城17

 

さぁ、ホテルに戻り、出発の準備をして、別府市の南東に位置する臼杵市に向かいます。

 

まず目指すのは、国宝の「臼杵石仏」

凝灰岩の岸壁に、幾つもの仏像が刻み込まれており、その数は60体を数えます。これらの仏像は平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られましたが、詳しいことはまだまだ謎に包まれております。日本では、ほとんど例がない気がします。

 

さて、臼杵と言えば、日本を代表する映画監督・大林宣彦の映画『なごり雪』の舞台になっています

この映画を観たのはかなり前のことですが、切ない気持ちでいっぱいになりました。そうそう、これから向かう石仏群も、少しだけ出てきますよ。

ところで、南国の大分が舞台なのに、「なごり雪」とはどういうことなの?その答えを知りたい方は、ぜひ映画を観てみてください(^_^)

 

 

そうこうしているうちに、到着したようです。時間は10時半頃ですね。

無料駐車場に駐車して、チケットを買って、少しばかり歩きます。のどかな風景が広がります。

臼杵城18

 

この先ですね。ここから少し坂道を登ると…岩肌に、たくさんの石仏が!

臼杵城19

 

如来三尊像。岩肌に浮かび上がる、幾体もの仏様のお姿は、まさに絶景。

眺めているうちに、夏目漱石の『夢十夜』 の「第六夜」を思い起こしました。↓

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きっと、仏様は、この岸壁の中に始めから埋まっていらっしゃったのでしょう。臼杵城20

 

地蔵十王像。わずかに彩色が残っています。

明らかに、中国大陸に残る磨崖仏と似ていますね。大陸から、岸壁に彫刻する技術を持った仏師を招いたか。あるいは、大陸で技術を学んで帰国した仏師がいたのか。ともあれ、何らかの影響を受けている気がしてなりません。

臼杵城21

 

これが一番有名な古園(ふるぞの)石仏群

中央の大日如来像は、かつては首が落ちてしまっていて、胴体部の下の台座に据えてありました。この頃の姿をイメージする人も多いでしょうね。

臼杵城22

 

胴体から離れていた頭部は、平成6(1994)年に修復され、往年の姿を取り戻しました

おだやかで、慈愛に満ちた表情。首を元通りに身体にくっつけてもらって、ホッとしているかのようです。

臼杵城23

 

石仏群のすぐ近くにある、ヤマコ臼杵美術博物館

江戸時代に臼杵藩を治めた稲葉氏に伝わる絢爛豪華な大名道具の数々や、臼杵の地で発掘された土器片などの考古遺物を、展示していました。

小さな博物館ながら、展示品はなかなか充実しています(^_^) ただ、建物そのものは、かなり老朽化が進んでいますね…。展示の方法も、もう一工夫ほしいところ。

臼杵城24

 

11時半には石仏群をあとにして、東に車を走らせます。目的地は、臼杵城

臼杵の市街地には12時前に到着。臼杵城のすぐ前にある、臼杵市観光交流プラザの駐車場に駐車します。

ヨーロッパの教会を思わせる、オシャレな外観。かつて臼杵を支配した戦国大名・大友宗麟(おおとも そうりん)が、熱心なキリシタンだったことからの連想でしょうか

臼杵城25

 

さぁ、これから臼杵城を見学するぞ!ここまで来るのが長引いたため、続きは後編にて!

※お城ブログでなく、完全に旅行記でしたね(^_^;)

臼杵城26

 

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